2012/08/15  浄蓮寺納涼盆踊り大会で「光るペンダント」が好評でした。
 盆踊りに参加してくれた子どもたちへのプレゼントとして、以前は、「光るブレスレット」を渡していましたが、去年より、「光るペンダント」に変えました。これが好評で、子どもたちばかりか、大人からも
欲しいとの要望があり、今年は大人にも配りました。100個しか用意していませんでしたので、もらえなかった人もあります。来年は、もっと沢山、用意しますので、ぜひまた、ご参加下さい。
 ◇「お盆」の由来と、「盆踊り」
  「お盆の法要」〔盂蘭盆会(うらぼんえ)〕は、「盂蘭盆経」というお経に説かれた故事に由来する法会が始まりであると言われています。
  お釈迦さまの弟子・目連尊者は、修行によって得た神通力によって、今は亡き母の姿を見通すと、あろうことか、餓鬼道に沈んで苦しんでいました。
  餓鬼道とは、食べ物を得られない飢餓状態の悲惨な世界で、生前、物惜しみやむさぼる行為をした人が落ちるところです。「盂蘭盆」は、古代インド語「ウランバーナ」の音写で、「逆さ吊りの苦痛」を言います。餓鬼道の悲惨な状態が「盂蘭盆」です。
 母は子を思う故、欲深くなるのでしょう。それは、目連尊者の母に限ったことではありません。餓鬼道に陥った母を救おうと、目連尊者は思いましたが、自分ひとりではどうしようもありませんでした。思い余った尊者は、お釈迦さまに救いを求めました。
 「あなたの母は、あなたの小さな力では救われない。7月15日は、3ヶ月にわたる修行のまとめをする「自恣(じし)の日」です。その日、沙羅の林に集まる高僧たちに供養をし、高僧たちの大いなる力によって、母を救いなさい。」
 目連尊者の母は、このお釈迦さまの教えによって、救われたのです。「お盆」はこのような目連尊者の親孝行の物語から始まりました。浄土真宗では、「盂蘭盆会」のことを「歓喜会」(かんぎえ)とも言います。仏法によって救われる喜びの日であるという意味です。「盆踊り」も、目連尊者が、母が救われたことを踊りあがってよろこんだ姿に由来すると言われています。
 浄蓮寺の盆踊り大会は、今年で23回になりました。住宅事情と、気象状況、役員の高齢化等々により、太鼓・くどきを伴う「さんさ踊り」は出来なくなりましたが、音楽に合わせた「盆踊り」が婦人会の協力により、今も続けられています。
 踊りの前には、「初盆法要」。飲み物の接待。踊りの後には、大人・子どもそれぞれのくじ引き大会と、暑い最中、役員さんの協力によって、盆踊り大会が運営されています。今年もご苦労さまでした。来年もまた、多くの人の参加をお待ちしています。