新年明けましておめでとうございます。早朝よりようこそお参り下さいました。
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新年明けましておめでとうございます。早朝よりようこそお参り下さいました。 昨年の報恩講法要にご出講いただいた福田康正先生より頂いた先生の法話集の中に、次のようなご法話がありました。 今年の正月の門前の掲示板には、 ナンマンダブ ナンマンダブと今年も精一杯お念仏を申し、仏さまのお育てをいただきましょう。 本当に、新年早々にようこそおまいり下さいました。最後に、皆様の今年一年のご健勝とご多幸を念じて、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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「娑婆世界」 〜堪忍してもらっています〜 あるおばあさんの話です。「あるとき、私は幼稚園の孫娘と話をしていました。すると、『ねえおぱあちやん、おばあちゃんはいつまで生きているの?』って、突然聞いてきたのです。私はそれでカッとなって、孫娘を一方的にしかりつけてしまいました。」 私たちが棲むこの世界のことを仏教では「娑婆世界」と言います。「娑婆」(しゃば)はインドの古代語・サンスクリット語のsahaの音を漢字に写し取った言葉で、意味の上では「堪忍」「忍耐」と訳されています。この世は、生老病死(しょうろうびょうし)をはじめ、複雑な人間関係、さまざまな欲望など、煩悩に耐えていかなければならない世界であるという意味で「娑婆世界」という言葉が使われます。 しかしながら「堪忍する」「辛抱する」というのはなかなか難しいことですね。むかしは、お年寄りたちから、「堪忍せい」「辛抱せい」とよく言われましたが、それに対して因幡、今の鳥取県の源左という念仏者は、「おらあは、人さんに堪忍して上げたことはないだけっど。おらの方が悪いで、人さんに堪忍してもらってばっかりおりますだがやあ。」と答えたそうです。なかなか「堪忍」「辛抱」は出来ない私たちです。本当は、他人に「堪忍」「辛抱」してもらってばかりいるのが実情ではないでしょうか? 先のはなしの中でも、お嫁さん、お姑さん互いに「堪忍してもらっている」「辛抱してもらっている」と思えば、気持ちがちょっと楽になるのではないでしょうか?孫から「いつまでも長生きしてね。」と思われているおばあさん本当に幸せな方です。
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平成25年年頭挨拶
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平成24年年頭挨拶
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