2013/6.18 第21回ふれあい心の旅で、みなさんを引率しました。

浄蓮寺若院(じゃくいん)〔25歳〕が、龍谷大学大学院実践真宗学研究科を今春卒業し、お寺に帰って来ました。今は、宗学院の別科に在籍し、週1回、京都に通っています。お寺の法務の手伝いをして いますが、今年度はまだまだ学生気分で、本格的に法務を勤めてゆくのは、来年度以降です。
 それでも、各種行事に参加し、積極的に意見を述べ、行動し、新たな時代の寺門・宗門を切り拓こうとしています。その一端を紹介します。
  今年の「ふれあい心の旅」は、お寺の役員なら知らない人はいませんが、一般門徒にとってはまだまだ馴染みの薄い「本願寺山口別院」〔山口市小郡花園町3-7〕を参拝をすることを主目的として、旅行の計画をしました。観光の方は、 近年、新たな山口県の観光スポットとなっている角島を選びました。
  私(住職)は、まだ角島を訪れたことがなく、この日帰り旅行を楽しみにしていたのですが、前日の夜中に、嘔吐を伴う激しい下痢に襲われ、大事をとって、この旅行の参加を断念することにしました。
と言っても、引率をする積りであったので困りましたが、幸い、若院が同行する予定でいたので、彼に
それを託しました。
  急に、引率を任されて、若院も戸惑ったでしょうが、朝早くに打ち合わせを行って、とりあえず送り出しました。バスガイドを旅行計画に組み入れていなかった〔最近は、そのような団体が多い〕ので、引率者は、ある程度のガイドと旅のムード作りをしなければなりません。果たして経験のない若院に、その役割が務まるだろうか不安でありましたが、「旅のしおり」と「クイズ 知っちょる山口?」を資料と して用意していましたので、それで案内をしてくれました。
  役員の人たちの心強いサポート、山口別院の所長さんをはじめ、職員の人たちの温かい歓迎を受け、無事、その役割を果たしました。
 「イケメン僧侶」と呼ばれている若院は、そのことを鼻にかけないピュアーな性格で、門徒の人たちから親近感を持たれています。若者らしいフットワークで、皆さんのお世話をしたようで、土産物店の
店員さんから、添乗員と間違われて、「おにいちゃん、ご苦労さん」とお土産をもらいました。初めての旅行の引率は、いきなりでしたが、良い経験になったと思います。
 

2013/8.11 夏休み子どもの集いを、3年ぶりに再開(第15回)しました。

 
 なかなか子どもたちが集まらないことと、役員の高齢化、加えて近年の猛暑等により、「夏休み子どもの集い」は一時、休止の状態でしたが、再開を望むご門徒さんの声、そして若院が帰ってきたことで、今回、3年ぶりに開催の運びとなりました。
 これまでは盆踊りの前日が恒例になっていましたが、役員の負担の軽減、そして休みの日の方が保護者にとっても集まりやすいであろうということで、盆踊り前の日曜日に開催日を設定しました。
  主に小学生を対象に、その家族に宛てて案内状を発送しましたが、全くの反応なし。想定されたことですが、現実を突き付けられ、ショックは隠せません。恐らく、子どももその親も、お寺という存在と自分のつながりが見いだせないのでしょう。「触らぬ神に祟りなし」として、新たなものにチャレンジしようとしない現代社会の家族像が垣間見れます。
  幸い、役員の人たちが親戚や近所の人たちに呼びかけて下さり、また、下松第5団のボーイスカウトの子どもたちも参加してくれて、25名超の子どもたちが集まって、体裁が整いました。
  ここでも、若院が中心となって、何度かの会議を重ねて周到な準備をして、本番を迎えました。おつとめ、お話し、ゲームにクイズ、特に猛暑の屋外を避けて、全てを本堂と会館で行ったのが良かったと思います。
  子供たちまた、保護者の人たちも、みな有意義で楽しい一時を、お寺で過ごし、満足して帰って行かれました。来年もまた、これくらいの規模の集いが開催出来ればと思います。
 

2013/8.15 第24回盆踊り大会で、初めてみなさんと踊りをおどりました。

 今年も初盆法要、納涼盆踊り大会が行われました。今年は踊り手の人たちに、家庭の事情等で故障者が続出して、例年と比べると人数が少なくなりました。それでも新たに踊りに参加された方、また若院も加わって、決して寂しい踊りではありませんでした。子どもたちも、70人ばかりが「ドラエモン音頭」に参加して、首に光るペンダントを掛けてもらい、上機嫌で踊りを盛り上げてくれました。
 地域社会の中でのお寺の存在が薄らいでいる現代。若院には、これから多くのことを学び、体験して、少しでもお寺を、「こころのふるさと」としてアピールしてもらいたいと思います。