とき:2001(平成13)年10月14日(日)14:00〜16:00  ところ:浄蓮寺本堂
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■胡弓(こきゅう)とは 

  中国の民族楽器の中で代表的な弦楽器。日本で一般に胡弓という呼び名で親しまれているのは[二胡]という楽器。その他、京劇で使われる[京胡]のほか、[高胡]、[中胡]、[板胡]などの種類がある。[二胡]は三味線を小型にしたような形で、筒状の共鳴胴の表に蛇皮が張ってあり、弦は二本。馬の尻尾が張られた弓で弦を擦って音を出す。郷愁をさそう優美な音色、豊富な表現力が最大の魅力の楽器。

 

 

■胡弓奏者   張 煥(チャン・ホアン)

 中国音楽家協会 二胡学会会員。中国黒龍江省出身。中国の民族楽器の愛好家であった父の影響を受け、年少より胡弓をはじめる。胡弓教育家として著名な張慧元氏(ハルピン師範大学教授)、趙寒陽氏(中央音楽学院教授)らに師事。東北三江芸術団など数々の楽団で首席胡弓奏者として、また胡弓の指導者としても活躍。1998年2月に来日し、現在は山口県内数ケ所に胡弓教室を開いている。また各地でコンサートなど演奏活動を積極的に行ない、胡弓の魅力を伝えると共にその幻想的な音色で聞く人の心を魅了している。小野田市在住。

 

■共命鳥(ぐみょうちょう)の会

   共命鳥は、「仏説阿弥陀経」の中に出てくる浄土の六種の鳥の中の一つ。一身に二つの頭を持つ鳥。ものの見方、考え方は違っていても、身が一つであるから、命を共にしている。私たち生きとし生けるもののすがたを象徴的に表しています。それを、グループの名としておられるこの会は、元音楽教員であった、熊濃組・長圓寺坊守・宗本良子さんが、熊濃組・都濃東組の坊守・門信徒を中心に仏教讃歌を歌う合唱団として結成されたものです。

 

 

   当日は、秋の日曜日で稲刈り〔ここらでは、まだちょっと田圃がある〕と、文化会館での邦楽コンサートとが重なり、多少そちらの方に人手を取られたが、ケーブルテレビや地元新聞がPRをしてくれたお陰で多くの人が集まって下さった。春の津軽三味線に続き、今年は、2回もの御堂演奏会を開催することができました。これからもこの演奏会を楽しみにしていただきたいものです。

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